専門知識不要のUIを持つ「アシロボ」でRPAの「属人化」を脱却。作業工数30%削減を叶えた現場主導の自動化とは

Pickup Interview

デジタルサイネージを軸に、実空間におけるデジタルマーケティング事業などを展開するピーディーシー株式会社様。同社ではデータ集計作業などにRPAツールを活用していましたが、一定量の専門知識が必要なことによる「属人化」が大きな課題となっていました。

そんな中、新たに受託したサイネージ監視業務を機に「アシロボ」を新規導入。継続利用していたRPAツールが「1か月間停止」してしまうという危機を乗り越え、その後、アシロボへの移行と現場主導の自動化を実現しました。ツール乗り換えの背景から、アシロボ導入による業務効率化の効果、そして今後の展望について詳しくお話を伺いました。

空間のデジタルマーケティングを牽引。デジタルサイネージプラットフォーム「OneGATE」を展開

── 本日はよろしくお願いいたします。まずは、御社のメイン事業について教えていただけますでしょうか。

弊社のメイン事業はデジタルサイネージを活用した空間のデジタルマーケティングです。
具体的な導入先としては、ショッピングセンターや金融機関、空港や鉄道などの交通機関、アパレルをはじめとするリテール店舗など多岐にわたります。サイネージの設置にとどまらず、放映コンテンツを通じたブランドのストーリーテラーとしての役割や、店舗における顧客体験の向上を支援しています。
さらには、広告や天気といった外部データから、センサーやカメラによる館内情報・人流情報・視聴情報まで、さまざまなコンテンツやデータを集約・分析できるプラットフォーム「OneGATE」を提供しており、ターゲット属性に合わせた最適なコンテンツ配信など、データ連携やAIを活用した高度なデジタルマーケティングを実現しています。

アウトソーシング案件のコスト削減を機に「アシロボ」と出会う

── 弊社のアシロボをご導入いただいた経緯と、具体的な活用業務について教えてください。

デジタルサイネージ運用のアウトソーシング業務を受託していることが、アシロボ導入の最初のきっかけでした。指定した販売促進や広告などのコンテンツが正しく配信されているかを監視する「監視業務」があるのですが、ここにRPAを導入して自動化できれば、人的工数を削減してお客様への提供価格を下げることができます。その結果、お客様にとって運営業務を委託することの合理性が高まると考えたのです。
実は弊社では、以前から別の業務で他社のRPAを利用していたのですが、専門知識が必要なため「属人化」してしまうことが大きな課題だと感じていました。そんな時、縁あってご紹介いただいたのがドヴァさんが開発されている「アシロボ」でした。導入初期に「人がパソコンで行っている一連の手順をそのまま再現できる」と聞いたので非常にハードルが低く導入しやすかったですし、画面を見た瞬間に「これなら現場でも使える」と直感的に感じ、導入を決めました。

── 実際の監視業務では、どのようにアシロボが動いているのでしょうか。

必要不可欠な情報や販売促進、広告などのコンテンツが流せないということはお客様企業の信頼を損なうことになります。そのため、コンテンツの配信状態や放映状態を確認するための画面キャプチャ取得はすべてアシロボが行い、最終チェックだけを人間が行う体制にしています。人手で行う場合、どうしてもミスが発生したり、並行作業に限界があったりしますが、アシロボを活用することでミスの削減や業務効率化にもつながります。
この実行結果はエビデンスとしてお客様にも送付しており、エラーなく正確に稼働していることがお客様からの信頼にも直結しています。導入時に作成したこの監視シナリオは、3年ほど経った現在も安定して稼働し続けています。

PDC様  
PDC様

以前のRPAツールが抱えていた「属人化」の壁と、システム停止の危機

── 実はアシロボを導入された同時期に、別の業務で他社のRPAツールも並行して稼働していたと伺っています。

はい。先ほど少しお話しした通り、RPA自体は2018年頃から利用していて、システムのデータ集計作業などを他社ツールで自動化していました。しばらく2つのRPAが同時に動いている状態だったのですが、他社ツールの運用を進める中で「属人化」という大きな課題に直面しました。
以前のツールは非常に高度なことができる反面、プログラム構造や専門知識を一定レベル理解していないと使いこなすのが難しいという側面がありました。特定の担当者しかシナリオの作成や修正ができず、コンテンツ配信運営部署はプログラマー集団ではないため、根本的にアプローチが合っていなかったのです。

── そこから、データ集計業務もアシロボへ移行を決断された背景には何があったのでしょうか。

実は、他社ツールで動かしていた集計システムに不具合が発生してしまったのです。しかし、現場では誰も直すことができず、その間、1か月もの間、人力で対応していたのですが、さすがに限界を迎え、業務に支障が出始めてしまいました。

── 1か月も人力でカバーするのは、業務への影響も甚大ですよね。

はい。人力では到底追いつかないレベルの処理だったため、既存シナリオの修正ができる外部の専門業者への依頼も真剣に検討していました。
そんな中、すでに監視業務でお世話になっていたドヴァさんに相談したところ、「アシロボで作り直しましょう」とご提案いただき、シナリオ作成代行を依頼したのです。すると、1か月間使えていなかったシステムを、内容共有の期間も含め、わずか1週間弱でアシロボのシナリオとして再構築していただきました。しかも、私たちが想定していた金額の3分の1程度で対応していただき、本当に助かりました。「もっと早くドヴァさんに相談すればよかった」と思いましたね。開発元であるドヴァさんの手厚いサポートと対応スピードのおかげで、トラブルを乗り越えてスムーズにアシロボへ統合することができました。

直感的なUIが決め手。11名の全員体制で工数を30%削減

── 2つの業務をアシロボに統合して現場で動かしてみて、皆様の反応や具体的な導入効果はいかがでしたか?

アシロボの最大の魅力であるプログラミング知識がなくても視覚的に理解できる直感的なUIのおかげで、現在、オペレーション部隊の11名全員がアシロボを扱えるようになっています。
全体として、アシロボ導入後に対象業務の作業工数を約30%削減することができました。自動化によって余裕が生まれたため、生まれた余力をイレギュラーな対応や、人にしかできない業務に回すことができるようになったのは非常に大きなメリットです。

── 現場での教育や引き継ぎはどのように行われましたか?

まずはドヴァさんによるセミナーを実施していただき、基本操作を学びました。その後は社内で教え合いながら、順番に操作を体験していく形式をとりました。アシロボは機能が分かりやすく、基本的には今までの業務フローをシナリオに落とし込むだけだったので、1週間ほど実際に触れることで、基本的な理解と操作ができるようになります。属人化を解消し、業務を標準化できたことは大きな成果だと感じています。

今後の展望:AI連携によるシナリオ自動生成への期待

── 最後に、今後の展望や、開発元である弊社へのご要望があればお聞かせください。

ツールへの要望としては、操作画面を録画するだけで、AIが自動的に学習し、アシロボのシナリオ(フロー)を生成してくれるような機能が実現すると嬉しいですね。そうすれば、RPA活用のハードルはさらに下がり、導入スピードも飛躍的に上がると期待しています。

ご要望をいただき、ありがとうございます。実は弊社でも現在、生成AIに対して実現したいことを指示し、シナリオの構成案を出してもらう機能の検証などを行っています。
今後AIの技術がさらに発展していく中でも、確実な実行結果を「証跡(エビデンス)」として残す観点や、必要に応じてレガシーシステムとも連携できるといったRPAならではの強みを活かし、AIだけでは補いきれない部分をしっかりと担っていくという明確な棲み分けが重要になってくると考えています。人とAI、そしてRPAがそれぞれの強みを活かして共存できる形ですね。
いただいた現場の声をしっかりと開発にフィードバックし、さらに皆様のお役に立てるツールへと進化させてまいります。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

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